京阪全体で12両だけのレアもの
9年前にデビューした京阪10000系は、現在はワンマン運転が実施されている交野線(枚方市~私市)に専用されていますが、現在にいたるまで4連6編成だけという少数派の系列です。
しかし、この系列は1次車(3編成12両)と、2次車(同数)とで内装のある部分に違いが見られます。

それは、かつて関西圏の大手私鉄(と、大阪市営地下鉄およびJR東海)では当たり前のように見られた蛍光灯カバーが、1次車にはあるものの、2次車では撤去されているということです。

この2次車10004F~10006Fが就役したのは5年前のことです。蛍光灯カバーの廃止は、近鉄の「シリーズ21」(3220系・9020系など)に前例があり、さらに後れて2008年度には、南海8000系(Ⅱ)や阪神1000系も蛍光灯カバーなしで設計されていますが、この時期には蛍光灯の難燃化が進んでおり、さらに蛍光灯そのものがLEDに置き換わりつつあるため、また、コストダウンを計るため、あえて蛍光灯カバーを設置しないようにした、という事情が共通しており、それゆえに10000系でも2次車ではカバーをなくすという方針に転換したのでしょう。
しかし、京阪では3000系では特急に用いられるためかカバーが復活していますが、半直接照明と呼ばれる中途半端な被せ方になっており、下から見るとカバーがかかっているように見えますが実際には蛍光灯が半ばむき出しです。この3000系を厳密には蛍光灯カバーありの車両として考えると、京阪全体で蛍光灯カバーのない車両は10000系2次車12両だけということになりますが、今後10000系がもし宇治線のワンマン運転開始に併せて、3次車として、さらに増備することになるとなれば、これらも蛍光灯カバーを持たずに導入されると考えて間違いないと思われます。
蛇足ですが、この結果、すべての車両が蛍光灯カバーを持っている大手私鉄は全国で阪急だけになりました。
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しかし、この系列は1次車(3編成12両)と、2次車(同数)とで内装のある部分に違いが見られます。

それは、かつて関西圏の大手私鉄(と、大阪市営地下鉄およびJR東海)では当たり前のように見られた蛍光灯カバーが、1次車にはあるものの、2次車では撤去されているということです。

この2次車10004F~10006Fが就役したのは5年前のことです。蛍光灯カバーの廃止は、近鉄の「シリーズ21」(3220系・9020系など)に前例があり、さらに後れて2008年度には、南海8000系(Ⅱ)や阪神1000系も蛍光灯カバーなしで設計されていますが、この時期には蛍光灯の難燃化が進んでおり、さらに蛍光灯そのものがLEDに置き換わりつつあるため、また、コストダウンを計るため、あえて蛍光灯カバーを設置しないようにした、という事情が共通しており、それゆえに10000系でも2次車ではカバーをなくすという方針に転換したのでしょう。
しかし、京阪では3000系では特急に用いられるためかカバーが復活していますが、半直接照明と呼ばれる中途半端な被せ方になっており、下から見るとカバーがかかっているように見えますが実際には蛍光灯が半ばむき出しです。この3000系を厳密には蛍光灯カバーありの車両として考えると、京阪全体で蛍光灯カバーのない車両は10000系2次車12両だけということになりますが、今後10000系がもし宇治線のワンマン運転開始に併せて、3次車として、さらに増備することになるとなれば、これらも蛍光灯カバーを持たずに導入されると考えて間違いないと思われます。
蛇足ですが、この結果、すべての車両が蛍光灯カバーを持っている大手私鉄は全国で阪急だけになりました。

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