銀座線1000系から始まる?「往年の名車」のリメイク
東京メトロ3号線(銀座線)の新1000系車両6連1編成が、このたび報道陣に公開されました。
(詳細は→こちら)
日本最古の地下鉄として知られる銀座線では、営団地下鉄時代、オレンジ1色のクモハ2000・モハ1500などが運行され、非冷房ながらも80年代後半まで主力車両の座に君臨、全廃された今でもなお多くのファンに親しまれています。これら非冷房車の置き換えを目的に導入され、83~96年にかけて6連38編成を揃えた01系では銀地にオレンジと白の帯になり、直線中心でやや近未来志向のデザインとされました。
しかし、時代のニーズは変わるもので、東京メトロになってからつくられた車は、復古思想に基づいたのか、曲線中心のデザインに転じてきており、01系初期型車の置き換えを目的に導入されることが決まった今回の新1000系では、クモハ2000・モハ1500以前に在籍し、現在は地下鉄博物館(江戸川区)に1両だけ展示されている旧クモハ1000のデザインをベースに、左右非対称の前面かつアルミ車体にリデザインした車両とされている一方で、内装や下回りは9号線(千代田線)の16000系を16m3ドアに縮めたような印象、そして行き先表示も角ゴシック体表示の白色LEDと、最新のメカニズムが往年の名車のイメージに織り込まれた格好です。
東京急行電鉄でも、池上・多摩川線で使用されている2代目「青がえる」こと新7000系は、車体は曲線がきつく、塗装はグリーン主体、内装は木目調というように、先代「青がえる」こと初代5000系のイメージを織り込んだ車で、最近まで実用性重視で切妻顔だらけだった同社のイメージを覆しています。
このように往年の名車のイメージを取り入れた復古調のデザインが、今回取り上げた東京メトロや東急を皮切りとして徐々に見直されてきていますが、JRグルーブでも、いずれはダブルルーフの旧型客車が最新の技術のもとで復活(ただし牽引するのは両運転台の電動車かつプッシュプル)するなんてことがあるかも知れません。
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日本最古の地下鉄として知られる銀座線では、営団地下鉄時代、オレンジ1色のクモハ2000・モハ1500などが運行され、非冷房ながらも80年代後半まで主力車両の座に君臨、全廃された今でもなお多くのファンに親しまれています。これら非冷房車の置き換えを目的に導入され、83~96年にかけて6連38編成を揃えた01系では銀地にオレンジと白の帯になり、直線中心でやや近未来志向のデザインとされました。
しかし、時代のニーズは変わるもので、東京メトロになってからつくられた車は、復古思想に基づいたのか、曲線中心のデザインに転じてきており、01系初期型車の置き換えを目的に導入されることが決まった今回の新1000系では、クモハ2000・モハ1500以前に在籍し、現在は地下鉄博物館(江戸川区)に1両だけ展示されている旧クモハ1000のデザインをベースに、左右非対称の前面かつアルミ車体にリデザインした車両とされている一方で、内装や下回りは9号線(千代田線)の16000系を16m3ドアに縮めたような印象、そして行き先表示も角ゴシック体表示の白色LEDと、最新のメカニズムが往年の名車のイメージに織り込まれた格好です。
東京急行電鉄でも、池上・多摩川線で使用されている2代目「青がえる」こと新7000系は、車体は曲線がきつく、塗装はグリーン主体、内装は木目調というように、先代「青がえる」こと初代5000系のイメージを織り込んだ車で、最近まで実用性重視で切妻顔だらけだった同社のイメージを覆しています。
このように往年の名車のイメージを取り入れた復古調のデザインが、今回取り上げた東京メトロや東急を皮切りとして徐々に見直されてきていますが、JRグルーブでも、いずれはダブルルーフの旧型客車が最新の技術のもとで復活(ただし牽引するのは両運転台の電動車かつプッシュプル)するなんてことがあるかも知れません。

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