琴平参宮電鉄が破たんした本当の理由

香川県の丸亀市・坂出市・綾歌郡宇多津町・仲多度郡まんのう町を中心に路線を持つ琴参バスは、8年前、経営破たんした琴平参宮電鉄(以下、琴参電鉄バス)の残存路線を引き継いで発足したバス会社です。現在の路線網は、丸亀~琴平、坂出ローカル、まんのう町ローカルの計6路線と丸亀市コミュニティバス5路線、坂出市中心市街地循環バス2路線、高松空港リムジンバスのみで、それも琴参電鉄バス時代末期から、土休日ダイヤに限るとコミュニティバスの方が一般路線より本数が多いという状況が続いています。
そもそも琴参電鉄を破たんに至らしめた最大の原因は、ローカル線に土休日は全面運休もしくは大幅減便となる路線が多いことと、せっかく前後扉の車両を有しておきながら、経年代替の際に、乗り降りに時間のかかる前扉のみのトップドア車にしたこと、稼ぎ頭だった高松線(高松駅~鬼無~国分~坂出~丸亀駅)が、並行していた複線電化のJR予讃線における快速「サンポート」の大増発により打撃を受け、廃止に追い込まれたことで、ローカル線を支えきれなくなったためというのが私の見方です。まだ瀬戸大橋が架橋した直後には予讃線の普通列車もそれほど多くなく、琴参電鉄バス高松線もそれなりににぎわっていたのですが、サンポート高松が2001年に開業するタイミングで、バスも路線の分割(丸亀~坂出、高松西高校~讃岐府中。高松口はことでんバスに移管)を行い、それぞれを増発してJRのフィーダー化に方針転換すべきだったといえます。車両も、現在はノンステップバスの増備により、新車は小型車こそトップドア車があるものの、中型車では前中扉になっていますが、私が2003年4月に琴参電鉄エリアを尋ねたときには丸亀市コミュニティバス用のリエッセを除きトップドアばかりで、何とも無神経極まる状態でした(坂出市循環バスなどはこの当時には未開業です)。このころが、現地どころか香川県全域で路線バスの「冬の時代」だったのではないでしょうか?
この冬の時代を乗り越えて、琴参バスは新企業となって立ち直ったのです。
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24台に増殖した宇野バスのブルリ

岡山市の北東部から、岡山県赤磐市・備前市にかけて路線を持つ宇野自動車は、私が初めて岡山の地を訪ねた13年前には全車三菱ふそうで統一されていましたが、一昨年と昨年に日野ブルーリボンⅡが1台ずつ導入されてからは日野にシフトし、今年に入りさらに22台が追加され、U代のエアロスターを漸次、置き換えています。
なお宇野バスの車両は赤磐市循環バスにトップドア中型車があるほかはすべて大型車で、これには、宇野バスの稼ぎ頭で、岡山市中心部と、鉄道空白地帯である赤磐市山陽地区とを結ぶ山陽団地線が、今でも大型車でないと積み残しのおそれがあるほどの需要があることに起因しています。したがって今後、エアロミディやレインボーⅡといった、「大都市圏のコミュニティバスで使用されるような中型車」が入ることは、新設される路線に狭隘区間が含まれる場合に限られるでしょう。
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播但南線との競争に負けて廃止されたっぽい

5年前、国宝・姫路城の平成の大修理を前に事業廃止となった元・姫路市営バスは、2002年に存在した路線の大半は神姫バスに移管されましたが、移管ののちに全区間廃止された路線が1つだけあります。それが姫路東営業所担当の二本松線(廃止直前の運行区間は、姫路駅北口~姫路城大手門前~一丁町~大日東口)です。
本日、手柄山交流ステーションを訪れる前に姫路駅発着路線の運行系統図を姫路駅北口のバス待合所で観ていたら、市営バス最末期の5年前にかの地を訪ねたときには1日10回程度運行されていた二本松線が、その路線図からごっそりとなくなっていました。その運行系統を過日に兵庫県の地図と照合してみたところ、直流電化されているJR播但南線(姫路~福崎~寺前)の野里以南と、ほぼ完全に並行しており、また播但南線は電化の際にある程度増便が行われた形跡があるため、そちらに乗客が吸い取られていったと考えられます。ほかにも、北条営業所が担当している城見台線の五軒邸(ごけんやしき)系統も距離を置かずに並行していることから、統合された可能性があります。
一方で、全体の半分がJRに並行している姫路駅北口~医療センター~マリア病院~香寺事務所前~福崎駅は1日4回のまま現在も運行中です。

また、元・市営バスの路線では大津線(姫路駅南口~英賀保駅~下太田車庫・下太田住宅・JR網干)が毎時1回程度に、英賀保新日鉄線(姫路駅北口~土山~英賀保駅~製鉄記念広畑病院・新日鉄住金)にいたっては1日5回に減便され(しかも区間便の新設なし)、余部線(JR網干駅~余部出屋敷~山電網干駅~下太田住宅)は山電網干駅~下太田住宅の間が廃止(代替路線すらなし)と、JR神戸線以南の路線で減便や短縮が観られる一方、荒川線(姫路駅北口~県立姫路商業高校)は全便が循環器病センター経由で全区間を直通するものに統一され、循環器病センター折り返しや県商前直行便がなくなり、市営バス末期には最大の幹線だった姫路港線は、北口バスターミナルの拡張整備が完了したため4月から全便が姫路駅北口発着になっています。そして市役所・飾磨中央線(姫路駅南口~市役所~山電飾磨駅~姫路火力)では早川神社前経由便が新設されました。
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岩国市営バス→「いわくにバス」

山口県に属しているものの、広島都市圏の一部に組み込まれている岩国市では、臨海部に工場群が密集していることから長らく市営バスが盛業でしたが、今月から第3セクター・いわくにバスによる運営となり、交通局は廃止されました。隣の広島県では、呉、三原、尾道の3市と瀬戸田町(現在は尾道市の一部)のすべてで公営バス事業が消滅していますが、旧・尾道市営バスが、3セクであるおのみちバスに一括譲渡されているという前例を、こちら岩国市はある程度は踏襲しながらも、実際には段階的な3セクへの移管をおこない、今回の最終移管にいたっています。
ほかに山陽筋で公営バスがかつて存在したのは山口市と岡山県倉敷市で、どちらも並行する民営バスに移管されており、山口市は97年度末、倉敷市にいたってはそれ以前に公営バス事業を廃止、山口市の例では防長交通1社に移管し、倉敷市の場合は2社に移管(移管どころかそのまま廃止された路線もあるという)となっています。広島県最後の公営バスになった呉市営バスは、山口市営バスよりも格段に規模が大きいにも拘らず1社に一括譲渡しましたが、その譲渡先は県下最大手の広島電鉄で(一部の採算路線は昨年、小規模事業者に再移管)、逆に東広島市をはさんで反対側の三原市のケースでは、もともとの市営バス事業の規模が小さいにも拘らず芸陽バス・中国バス・鞆鉄バスに3分割して互いのメンツを保たせました。
今回の岩国市営バス全面3セク移管にともない、中国5県で公営バス事業が存在する自治体は、松江市と山口県の宇部市のみになりました。前者は観光都市、後者は山口宇部空港と宇部興産のお膝元で、特に宇部市営バスには隣の山口市に乗り入れる路線が、電化されている割には毎時1~2回程度しかないJR宇部線よりは遅いものの、利用客はこちらがむしろ多く、特急や急行も走るなど、幹線的な位置づけをされていることもあり、当面、公営のままで残されるでしょう。
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ICカードを導入した近鉄バス

近鉄バスは現在運行している一般路線すべてと、京都駅八条口~近鉄八尾駅の高速バスで、今月より全国共通ICカードが利用可能になりました。→http://www.kintetsu-bus.co.jp/news/detail.php?no=20150304143836

中河内、茨木・摂津地区のみならず京都市の向島団地~竹田駅東口を走る飛び地路線、そして距離が短いせいもありましょうが京都駅~八尾市内を結ぶ高速バスに、一斉に導入したことになりますが、一時期、路線網がやせ細り気味になっていた近鉄バスだけに、今回のICカード一斉導入はかなり大胆な決断であるといえます。この辺は、営業所単位での逐次導入にしている隣の南海バスとは正反対です。お金の問題なんかじゃない、要はやる気の問題というやつですね(ぉ

あわよくば西京区とかの京都市営バスで近鉄に運行管理を委託している路線網が全部、近鉄バスになってくれたら・・・(よし、下克上イッチマイナー!!)。
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城端線に打撃?それとも援軍?加越能バスの白川郷線が高速バス化

加越能バス(http://www.kaetsunou.co.jp/)が、高岡駅と岐阜県の白川郷とを一般道のみで1日4回運行していた白川郷線が、今月1日より、高岡駅と城端駅との間について、能越道経由に差し替えられるとともに、通しの片道運賃が1800円に値下がりしました。
あわせて、城端駅~白川郷の区間便は2回増しとなり、従来通り1日4回の高岡駅~白川郷地区の通し運行ともども城端駅以南は6回となりましたが、高岡口ではJR城端線が並行しており、その通しの所要時間が白川郷線の能越道を通る区間より短くなる分、城端線にとっては打撃になると考えられます。一方、そちら城端線が来年から北陸新幹線に接続するようになることで、城端駅で、増発なった白川郷線との乗り継ぎという動きがさらに進むとも考えられ、その意味では、北陸新幹線開業後の城端線は、加越能バスにとっては強力な援軍になると言えるかもしれません。
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淀~長岡京線が9/1に増発へ

京阪バス京田辺営業所が阪急バス大山崎営業所と共同運行している[90]京阪淀~西山天王山駅~JR長岡京線で、来月より増発と、平日と土曜日において京阪淀~西山天王山駅の区間便新設が行われます。
現在毎時1回のペースで運行していますが、大型車での運行が常態化するなど、利用客が増え続けているだけでなく、そこへきて、京都市伏見区深草にあった立命館高校・中学校が長岡京市のJR京都線の沿線に移転、そちらへの通学の便を図った増発にも迫られ、昨年12月の開業以来初のダイヤ改定になりました。ところで、立命館高校・中学校の現在の深草校舎は山手にあり、京阪本線からは死角になっていて見えませんが、より近くを走るJR奈良線からは見え、しかしJR藤森駅からは遠く、深草駅の方がむしろ近いという不可思議な立地でした。

京都市伏見区と長岡京市との間で鉄道の駅同士を結ぶバスは、現在これと近鉄竹田駅~JR長岡京東口の市営バスのみですが、いかんせん貧弱がすぎるので、ほかに京阪中書島~外環状線~JR長岡京線あたりがあってもよろしかろうと思います。ただ、なるべくなら京阪バスで・・・。
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日本城バスのシビリアン

先月、I-Doll Westへ出展する際、ノーマイカーデーフリーチケット(旧称)土休日用を用いて地下鉄御堂筋線を利用し、時間が余っていたので西田辺駅で途中下車、昨年からこの地に乗り入れている日本城タクシーの西田辺瓜破線に入る車両を可能な限り撮ろうと試みました。
しかしこの路線と、先発のあびこ天美北線とで車両は別々になっているようで、1時間のうちに、画像の日産シビリアンと三菱ふそうローザ以外、現れる車はなく、通常20分間隔であることを考えると、6台が地下鉄西田辺~東住吉警察・駒川商店街・住道矢田9丁目~瓜破西間を往復していると判断できますが、その6台はすべてトップドアのシビリアンあるいはローザであるということにほぼ間違いありません。

このうちシビリアンから車内の様子をわずかに目にしましたが、乗車口横に、次停留所案内表示機が設置されていました。これは、あびこ天美北線の車にはそれまでなかった、音声合成式放送装置と連動して動く、京王バス東や名古屋市営バスなどで観られるようなタイプの案内表示機です。
なお日本城タクシーでは、前乗り・前降り(一部の車は後降り)、運賃前払い方式なので、どのバス停で降りるのか乗務員に告げてから運賃を支払う仕組みで、バス停にもその旨が記載されています。
今後、もし車両のアップサイジングを余儀なくされるようなことがあったら、エルガミオとかが配備されるのだろうか、とひそかに期待しつつ、堺をめざし地下鉄西田辺を後にするのでした。
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住道(すみのどう)だと思った?残念!!住道(すんじ)でした

今回は4日の日本城バスウォーク(笑)レポートの「本題」、西田辺瓜破線の実地調査について取り上げます。

西田辺瓜破線が現在の運行系統(画像のバス停のポールにある通り)になったのは先月からで、昨年度は、長居公園北口で右折せず直進して東住吉特別支援学校前まで南下、東住吉区矢田出張所を経て住道矢田(すんじやた)8丁目に抜ける形でした。しかし利用客が少なく、需要が見込める駒川商店街~サンバリエ針中野~城南短大経由に改められ、矢田出張所方面は事実上の休止扱いになっています。

かつては「北河内郡矢田町大字住道」でした

私は取材当日、地下鉄谷町線喜連瓜破駅より住道矢田5丁目まで長居公園通りを西へ歩き、湯里6丁目交差点からは今里筋終点の住道矢田9丁目まで南下してその日の運用に就いている車両をとらえることにしました。日中20分間隔で市営バス[6]あべの橋~阿倍野区役所・杭全(くまた)~住道矢田系統よりトータルの本数はずっと多いにも拘らず、その日見つけられた車両は市営バスの住道矢田終点に相応するバス停・住道矢田8丁目付近で2台を確認するにとどまりましたが、そのうちの1台が、下の画像の、三菱ふそうローザによるゼブラバスです(確認できたもう1台は日産シビリアン)。

日本城バス名物の「ゼブラバス」

撮影後には「廃線跡」を下高野橋まで歩くため近くの交差点を左折しますが、その交差点は矢田がはずれ「住道8丁目」となっていました。ここでいう住道とは、かつては北河内郡矢田町という独立した自治体の大字のひとつで、矢田町が大阪市東住吉区に編入されると矢田住道町(やたすんじちょう)などになり、さらに80年代に行われた区画整理で現在の住道矢田に改められています。読みが異なる府下・大東市の住道との共通点として、国鉄~JR西日本の路線があることが挙げられ、あちらは学研都市線、こちらは久宝寺~出戸~杉本町を通る阪和貨物線の沿線でしたが、阪和貨物線は5年前に廃止となり線路もはがされてしまいました。もし阪和貨物線で旅客営業が行われていたらほぼ間違いなく住道矢田駅が設置され、(タイトルそのまま)読みが違う駅が中河内地方に2つあるというネタになっただけに残念です。
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4年来ない間にご覧の通りに/日本城バスのバス停

日本初のコミュニティバスとして、大阪市住吉区・東住吉区と大阪府松原市で路線バスを走らせている日本城タクシーの2つある路線を、去る4日、4年ぶりに取材してきました。

先に西田辺瓜破線、その次にあびこ天美北線の順で訪ねましたが、今回は後者のご紹介です。
現在2つの路線はつながっておらず、西田辺瓜破線の住道矢田8丁目と、車庫最寄バス停でもあるあびこ天美北線の阿麻美神社前(いずれも東住吉区)との間が、徒歩連絡としては最も近いですが、その日は近鉄南大阪線の高架をくぐる住道矢田~矢田出張所付近を経て、最終的にパークサイドなごみ前まで歩きます。
画像はそのパークサイドなごみ前バス停でのもので、以前はラスパ大阪前というバス停でしたが、ラスパ大阪の閉鎖ののち、このバス停のまさに正面にある介護福祉施設にちなむ現在の名称に改められました。
ご覧のとおり、4年前にはボロボロ感が否めなかったバス停のポールが新調され、時刻表の表記も、大阪市営バスや近鉄バスなどとは比べ物にならないほどに「よく目立つ」ものになっています。地下鉄あびこ発は、このパークサイドなごみ前が終点となる便が平日と土曜日、天美北発は天美西地区を経由しない急行便と阿麻美神社前からの出庫便が平日、ともに朝方にだけ設定されているほかは、全区間通しの便のみで、土曜日ダイヤが独立しているのもその朝方の地下鉄あびこ方向に限られます。パークサイドなごみ前止めの便は4年前にはなく、天美西地区まで乗り入れて入庫していた便があり、これが、当該時間帯の天美北方向の利用客が少ないため短縮されたのでしょう。
今回の取材のメインである西田辺瓜破線につきましては次回お伝えします。
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プロフィール

使い。

Author:使い。
BIRTH/12,Jul.
DDヘッドと、国内海外問わずキャスト素体とを組み合わせた変則カスタムBJDのオーナーです。当家のBJDたち;
・ヒカリ(DDH-03美白+Dream Realm62)
・みづき(DDH-03普通肌+NeoAngelRegion"Fair")
・DDG-176ちょうかい(艦これに登場する重巡洋艦娘「鳥海」が現代化した姿。DDH-01美白+国内ディーラー製60cm創作素体)
・フランドール(東方projectのキャラドールです。DDH-03美白+国内ディーラー製43cm創作素体)
ほかにオビツ60を用いた、
・志摩子(まりみてのキャラドールです。DDH-06普通肌+DD胴体+オビツ60二重関節タイプ腕脚)
・ラ・テミス(DDH-01普通肌+オビツ60二重関節タイプ使用のカスタム素体)
・エルファーシア(描き目ヘッド+オビツ60球体関節タイプ使用のカスタム素体)
・蓉子(DDH-02美白+DDⅢ美白)
および、
・愛玲(MSDシンシア)
の4人もいます。
なお本館では見られない、ドールたち(と)の会話もありますので併せてお楽しみくださいませ。

pixiv ID:4718731

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